日本株

会社四季報最新号 本日発売

『会社四季報2022年 2集 春号』が3/18(金)に発売されました。
子どものころ『少年マガジン』が毎週届くのを心待ちにしていたあの気分に近いものが四季報発売日にはあります。
前もってKindle予約しておいたので起床直後にダウンロードし、さっそくチェック開始。
株式市場には「四季報相場」という言葉があり、四季報の内容で株価が上下動することがあるようです。それほど影響力のある『会社四季報』をあなたも使いこなしましょう。

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四季報分析のやり方

『会社四季報』をはじめて手に取った人は皆さん「ちんぷんかんぷん」に感じるでしょう。しかし慣れてくると、投資家に必要な情報が見事に格納されていてまるで「幕の内弁当」みたいだ表現する人もいます。それほどコンパクトにまとまっているわけです。特にどこを観れば良いかは、こちらの記事で四季報チェック法を解説していますので、あわせて確認しておいてください。

会社四季報チェックに費やす時間

私は「経営と投資 研究会」と「富裕層サロン」を運営していますので、自分のためだけでなくメンバーさんのためにも毎号四季報分析レポートを発行しています。私にとっては仕事ですので欠かさず全銘柄のデータをチェックするわけです。仮に1社あたり平均30秒かけてチェックするとすれば、3,874社のチェックを終えるのに1937分(32.3時間)かかるわけです。一日3時間とすると11日を要します。
実際には3〜4日で終えていますので1社平均10秒のペースでチェックしている計算になりますね。

私の場合はそれが仕事ですし、慣れもありますので苦でもなんでもありませんが、本業をお持ちの人は「苦行」に感じられるはずです。
もちろんこの「苦行」は投資家としての力を高めるはずですが、四季報チェックの最終目的は投資対象を見つけることです。決してレポートづくりが目的ではありません。
従って興味関心が乏しい業界は猛スピードでやり過ごせばよいのです。
仮に、銀行株に投資するつもりはないのに、入念に全銀行をチェックしていても時間のムダですね。ひょっとしてすごい企業が隠れている可能性もあるかもしれませんのでそれさえ見落とさない限り、1社1〜2秒の猛スピードでOKです。

四季報チェックの副次効果

そもそもSBI証券のスクリーニングを使えば四季報チェックは不要になります。11日かかって得られる成果が数分で手に入るわけですからとても便利です。
それでも私は四季報の定期チェックをおすすめしているのは作業プロセスで得られるメリットがあるからです。

1.日本経済全体を俯瞰することができる
  好調な産業、不調な産業など日本経済全体のまだら模様が分かるし、メディアが報じな
いトレンド変化に気づき、意外な穴株の早期発見につながる。

2.新規IPO銘柄の情報を見逃さなくなる。
  年間100社程度のIPOがありますから毎号25社ほどの新顔企業が載ります。スクリーニ
ングでは気づきにくいこれらの企業をもらさずチェックできます。

3.4K企業以外の3K企業や2K企業を早期発見することができる。
  明日のレーザーテックやベイカレントはかなりたくさん存在する。私もいくつかの銘柄
はすでに捕捉済み。

4.巻頭記事が興味深い。
  例えば「業種別業績展望」や「時価総額増減率ランキング」、「今期営業利益上振れ乖
離率ランキング」といった独自のデータ解析が投資の参考になります。

経済や経営、投資に関する知識や情報が増え、洞察力が高まるのです。
こうしたメリットを享受したい方には年には四季報チェックをおすすめしています。「毎号チェックしている時間がない」という方には、年に1〜2回でもとりあえずはOKです、とお伝えしています。

今回もレポート作成します

最新号の四季報分析レポートを一週間程度でとりまとめます。2020年6月号のコロナショック時をどん底にして、それ以降は毎号「4K企業」の数が増加し続けています。この状況が今回も続くかどうかに私は注目しています。

企業物価の上昇やインフレ傾向、低調な株価といった事柄の影響が企業にどのような影響を与えているか気になります。おそらくロシア-ウクライナ問題の影響は今回の号では表面化していないでしょうが、もし長引けばボディブローのように企業業績にダメージを与えることでしょう。

レポートの完成をお待ちください。